秋のソウル 紅葉の名所8選

雲ひとつない澄んだ空に、ソウル各地を彩る紅葉と黄金色に染まるイチョウの木。ソウルは、10月末から11月初旬にかけてが紅葉のベストシーズンです。このマガジンでは、このシーズンに是非行っておきたい、ソウルの紅葉スポットをご紹介します。

ソウルに来たらぜひ訪問しておきたい街、聖水洞（ソンスドン）にある公園、ソウルの森。自然豊かなソウルの森は市民の憩いの場であり、紅葉の名所でもあります。特にイチョウの木が多く、紅葉と一緒に秋の花ススキも見ることができます。 主な紅葉スポットを回るには、ソウルの森駅4番出口から近い、公園の2番出入り口から入るのがおすすめ。週末は人が多く、思い通りの写真を撮るのが難しいので、平日の午前中に訪れるとよいでしょう。

✔ 2番出入り口から入ると、まっすぐに伸びるイチョウ並木道、反射が美しい池、モミジの木に囲まれた家族広場、噴水のある池を順番に散策することができます。写真は縦に撮るのがポイント！

ソウルのランドマーク「Nソウルタワー」を中心に南山（ナムサン）を1周するコース。ソウル駅8番、10番出口を出ると、色とりどりの紅葉が見られる「白凡広場」があります。ここからスタートして軽いトレッキングを楽しみましょう。自然や韓屋文化財などの風景が広がり、ソウルの魅力を存分に感じることができます。

✔ 白凡広場の隣に位置する「南山図書館」は、韓国人もまだあまり知らないフォトスポット！南山図書館2階の屋上テラス「南山空庭」は、誰でも無料で利用できる屋外図書館。紅葉とNソウルタワーを一望でき、写真映えも間違いなし！

K-POPアイドルのコンサートが開かれる「KSPO DOME」がある公園。ロッテワールドやロッテワールドモールからも近い、大きな公園です。公園から見える「ロッテワールドタワー」と紅葉のコントラストが美しく、菊やコスモスなど秋の花も見ることができます。 ここもまた、午前中の訪問がおすすめ。午後になるにつれ、現地の人で賑わいます。休憩スペースも充実しているので、温かいコーヒーを片手に紅葉を見ながらゆっくりくつろいでみてはいかがですか。

オリンピック公園のシンボルは、広大な芝生の真ん中にぽつんと立っている「ひとりぼっちの木（ナホルロの木）」。ウェディングフォトの名所としても有名で、紅葉とはまた違った魅力を放ちます。

ソウル駅から約1時間30分ほどの位置にある小さな島、南怡島（ナミソム）。冬のソナタの撮影地として知られ、韓国でも人気の観光地の1つです。島までは、船着場から船に乗って島に渡るか、ジップラインで移動することができます。 秋はイチョウの並木道とメタセコイアの並木道が特に美しく色づきます。イチョウの木から落ちた葉で埋め尽くされた並木道はまるで黄色いカーペット。南怡島のシンボルでもあり、訪れた人々を魅了します。

韓国の伝統的な建築様式を示す朝鮮王朝の最初の古宮。景福宮（キョンボックン）周辺、光化門駅の高層ビルからは想像できない、まるでタイムスリップしたかのような光景が広がります。景福宮の南門「光化門」を過ぎて出てくる「修政殿」、「慈慶殿」、「国立古宮博物館」、「香遠亭」など、文化財と紅葉の調和を1枚に収めることができます。 また、景福宮外郭に沿った散歩道も紅葉がきれいなことで有名。景福宮の壁に沿って歩きながら、西村（ソチョン）、三清洞（サムチョンドン）まで足を伸ばしてみるのもおすすめです。

✔ 最も美しいスポットは後苑にある「香遠亭」。池の中央に丸い島があり、その上に韓国式の建物、亭子があります。周囲を囲む紅葉と静かな建築物の調和が美しいスポットです。

自然そのままの美しさを重視した昌徳宮（チャンドックン）。ユネスコ世界文化遺産に登録されています。伝統的な建物周辺に紅葉が広がり、大きなイチョウの木の下にはイチョウの葉のカーペットが敷かれ、鮮やかな秋の写真をプレゼントしてくれます。 昌徳宮は、もう1つのソウル4大古宮である昌慶宮（チャンギョングン）と隣接しています。昌慶宮内にある池「春塘池（チュンダンジ）」周辺は、色とりどりの紅葉が水面に映り、神秘的です。

✔ 韓国的な庭園の真髄を垣間見ることができる「昌徳宮後苑」がベストフォトスポット。人気スポットなため事前予約が必須で、競争率も高めです。

市庁駅から近く、4つの宮殿の中では規模が小さいため、気軽に見学できる徳寿宮（トクスグン）。伝統的な宮殿と西洋風の建物が共存した空間で、他の古宮とは違った趣があります。古宮の外郭に沿って作られた石垣道は秋を代表する散策コース。石垣と街路樹が織りなす風景は、韓国らしさを感じられるスポットでもあります。

✔ 徳寿宮の目の前、ソウル市庁の13階にある展望台「貞洞展望台」も忘れてはいけません。紅葉した徳寿宮を一望できるフォトスポットとして知られています。