朝鮮時代の生活と文化を知ることができる歴史遺跡
「雲峴宮(ウニョングン)」は、朝鮮末期の王族である興宣大院君(フンソンデウォングン)一家が暮らしていた私邸で、息子の第26代王高宗(コジョン)が生まれ育った場所です。一時は宮殿に匹敵するほど雄大な規模を誇っていましたが、現在はそのほとんどが焼失し、老安堂(ノアンダン)、老楽堂(ノラクダン)、二老堂(イロダン)だけが残っています。宮内にはオンドル(韓国式の床暖房)に使われていたかまどや衣服、寝具、家具など当時の生活が垣間見れる物品が数多く展示されています。高宗や興宣大院君、明成(ミョンソン)皇后に関して記録された遺物が見られる展示館もあり、当時の歴史や文化、生活に触れることができます。
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高宗と明成皇后の伝統結婚式を観覧
雲峴宮(ウニョングン)内の前庭で行われる高宗(コジョン)と明成(ミョンソン)皇后の婚礼儀式を再現する伝統行事。雲峴宮~仁寺洞(インサドン)までを練り歩く「御駕行列」や明成皇后との対面儀式、さらに伝統舞踊公演まで鑑賞でき、当時の王室の伝統結婚式の様子を垣間見ることができます。