済州島観光のマストスポットはどこ?
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豊かな自然の中で楽しめるレジャーや体験、ご当地グルメまで、楽しみ満載の済州島(チェジュド)。行ったことがない人はいても、一度しか行ったことがない人はいないと言われるほど魅力的な島です。済州島を旅行するうえで絶対に外せない観光スポット15選をご紹介します!

済州島の真ん中に位置するシンボル

漢拏山国立公園

1970年に韓国の国立公園として指定されたほか、2007年には「済州火山島と溶岩洞窟」としてユネスコ世界自然遺産に選定された、済州島のランドマーク。 海抜1,950メートルの漢拏山(ハルラサン)は韓国で最も高い山です。頂上には周囲3キロメートル、深さ115メートルの火山湖の白鹿潭(ペンノクダム)があり、季節ごとに異なる風景が見られるので何度も訪れたくなります。

漢拏山の登山における注意事項

気象の変化が激しい漢拏山では、快晴と思っていたら急に雨が降ることもしばしば。雨具は必須です。 山のふもとと山頂では気温に差があるので、脱ぎ着できる服装がおすすめ。コースの入り口から頂上までの往復には平均的に7−9時間はかかるので、入山制限時間を必ず守るごと。 冬 (1,2,11,12月)の 入山時間は 06:00~で、城板岳・観音寺コースの入り口案内所は12:00以降は入山が禁止される。頂上(白鹿潭)からは13:30頃には下山を始めないと間に合わないのでご注意を。

知っておくと便利!

✔️2021年1月1日から探訪予約制を実施し、頂上は1日1,500人に制限されました。漢拏山頂上まで登山が可能な城板岳コースは、訪問客の数が一日1,000人、観音寺コースは一日500人に制限され、事前予約した人に限り利用できます。 ✔️予約は訪問する前月の1日から漢拏山探訪予約システムのホームページにて。

済州島きっての日の出スポット

城山日出峰

頂上から眺める日の出が美しいことから「日出峰」と名付けられました。海抜182メートルの頂上までは入口から30分ほどかかります。険しい道ではありませんが、階段が多く日陰がないので真夏はちょっぴり大変かも。春の菜の花畑の名所としても有名です。

知っておくと便利!

✔️毎年12月30日から31日に新年を迎える祭りが開かれます。カウントダウンや花火大会のほか、さまざまなイベントや公演を楽しめます。 ✔️07:00から入場可能なので、日の出を見たいなら朝早めに起きること。

済州島でハイキングなら

オルレキル(올레길)

済州島の方言で「狭い路地」という意味の「オルレキル」。海辺、農場、森、村など済州島の風景を眺めながらハイキングが楽しめる総距離425キロメートル、26のコースで構成されています。 初心者には比較的歩きやすい済州(チェジュ)オルレ6コースや済州オルレ7コースがおすすめ。舗装されていない道が多いので、履きなれた靴で向かいましょう。

知っておくと便利!

オルレキルのコースを完走するたびにスタンプを押せる「済州オルレパスポート」に注目。スタンプを集める楽しみのほか、交通や割引の情報が掲載されていて役立ちます。インターネット上や済州オルレ旅行者センター、済州オルレ公式案内所などで購入できます。

おすすめのオルレキルをチェック👇

韓国政府観光局が選んだ「韓国観光100選」

ソプジコジ(섭지코지)

済州島の方言で狭い土地を意味する「ソプジ」と岬を意味する「コジ」を合わせて「ソプジコジ」と呼ばれています。赤い火山灰で覆われていて、海沿いには奇岩怪石が多くあるのが特徴。海の向こうに「城山日出峰」が見えることで人気です。2003年に放送された韓国ドラマ『オールイン 運命の愛』の撮影地となったことがきっかけで一躍有名に。

済州3大瀑布のひとつ

天地淵瀑布(천지연폭포)

「天と地が出会う池」という意味をもつ瀑布。高さ22メートルから力強く落ちる水流は、見ているだけでも涼しくなるほど。滝壺には韓国の天然記念物第27号のムテジャンオと呼ばれるウナギが生息しているほか、天然記念物のホルトノキの自生地でもあるため「天然記念物の宝庫」とも呼ばれています。思わずカメラを構えたくなるほどの大自然が見どころです。

知っておくと便利!

✔️午後10時までオープン。夜間はライトアップされた幻想的な滝が見られます。

美しい自然を満喫できる島

牛島

済州島の沿岸から3.5キロメートルの位置にある離島。島の形が牛が横たわった姿に似ていることから、「牛島(ウド)」と名付けられました。島内は地中海を連想させる白い砂浜の珊瑚海水浴場、黒い砂浜のコムモルレ海岸、牛島が一望できる牛島灯台など見どころ満載!土地が肥沃なためサツマイモ、ニンニク、ピーナッツなどの農産物がよく育ち、中でも牛島産のピーナッツは香ばしさが逸品。アイスクリームやラテなどさまざまなピーナッツメニューを味わえます。

知っておくと便利!

✔️牛島は環境保護のために車の運行が禁止されています。車の代わりに、色とりどりの小型電気自動車や電気自転車を利用して観光することができます。

漢拏山より登りやすい!

済州島のオルム(오름)

「オルム(오름)」とは大きな火山の隣にある寄生火山のこと。済州島には360を超えるオルムがあり、オルムを呼ぶ名称も岳、峰、山などさまざま。頂上まで10~30分ほどで登れるためチャレンジしやすいことがポイント。日の出の名所である城山日出峰、済州野焼き祭りが開催されるセビョルオルム、ユネスコ世界自然遺産のコムンオルムなどが有名です。

おすすめのオルムをチェック

自然の神秘を感じられるスポット

中文大浦柱状節理帯

溶岩が海に流れ込み急冷されたことからできた四~六角形の玄武岩の柱状節理帯。幾重にも重なる階段のような姿が壮観です。中文大浦(チュンムンテポ)柱状節理帯は高さが30~40メートルと韓国で最も大きく、韓国の天然記念物第443号に指定されています。岩柱にぶつかる高い波がつくり出す絶景に目を奪われるはず。

海水浴を楽しむならここ!

挟才海水浴場

済州島の西部エリアにある有名なビーチ。透明度の高いエメラルド色の海と貝殻がきらめく砂浜で知られます。海の傾斜がなだらかなうえ水深が浅いので、子ども連れの旅行者に人気。大蛇を飲み込んだ象のようなの形状の「飛揚島(ピヤンド)」を眺められるのも魅力ポイントです。

知っておくと便利!

挟才(ヒョッチェ)海水浴場から松林に沿って進んだ先には、シュノーケリングが楽しめる金陵(クムヌン)海水浴場があります。

済州島きっての散歩道

サリョニ並木道(사려니 숲길)

榧子林路(ピジャリムロ)からサリョニオルムまで続く約15キロメートルの林道。傾斜がなく平坦な道は散歩にぴったり!サリョニには済州島の方言で「神聖なる場所」という意味があります。杉や楢、アカシデなどさまざまな樹木が自生しているほか、アナグマやイタチなどの動物も観察できるなど、名前の通り自然本来の姿を観察することができます。2002年にはユネスコの済州植物圏保全地域に指定されました。

知っておくと便利!

道なりに散歩するとキノコの形をしたモニュメントが現れるはず。以前サリョニ並木道で椎茸の栽培が行われていた名残です。

願いを叶えてくれる岩

龍頭岩

巨大な岩が龍の頭のような形をしていることから「龍頭岩(ヨンドゥアム)」と名付けられました。龍になりたがっていた大蛇が昇天しようとしていたところ、漢拏山の神が放った矢に当たり岩になってしまったという伝説があります。龍頭岩は願いを叶えてくれるパワースポットとしても有名。済州国際空港から車で12分と近いため旅行客も訪れやすく、周辺には海女が獲ってきた新鮮な海の幸が味わえるスポットもあります。

知っておくと便利!

龍頭岩から東に200メートルほど歩くと龍が住む池と呼ばれる「龍淵(ヨンヨン)」が現れ、龍淵クルム橋を渡ってさらに遊歩道を進むと海と川が合流する地点を見ることができます。

広大な緑茶畑

Osulloc Tea Museum

韓国の伝統茶文化を紹介するため2001年にオープンしたティーミュージアム。緑色に輝く茶畑と湯のみをイメージした建物は、世界的に有名なデザイン建築サイト「designboom」が選ぶ世界10大ミュージアムのひとつでもあります。館内のティーストアで緑茶を使ったアイスクリームやベーカリーを味わうこともできます。

知っておくと便利!

韓国コスメブランド「innisfree JEJU HOUSE」が隣接。ここだけの限定商品もあるのでお土産を買うにも良いし、済州島産のみかんや緑茶など天然原料を使った石鹸作りもできる。

フォトジェニックな公園

カメリアヒル

アジア最大の椿の樹木園。世界80カ国から集めたさまざまな品種の椿が集まり、その数なんと6,000株!椿以外にも、夏にはアジサイ、秋にはススキやピンクミュリーを楽しめます。美しい花畑でフォトジェニックな写真が撮れることでも人気。園内にある温室植物園のカフェでのんびりするのも有意義な時間の過ごし方です。

森林浴にぴったりな榧の森

榧子林(비자림)

韓国の天然記念物第374号である榧子林(ピジャリム)は、樹齢500から800年の榧の木が約2,800本もある世界的にみても珍しい大規模な森です。マイナスイオンを放つことで知られている榧の森とあって、森林浴を楽しむのにぴったり。榧以外にも、ナゴラン、フウラン、マメヅタラン、コクラン、ピジャランという珍しい蘭や植物が自生しています。中でも散策路をにある樹齢800年を超える榧の木は必見!

知っておくと便利!

榧子林にはA、Bと2通りの散策コースがあります。Bコースは道が険しいので、ベビーカーや子ども連れにはAコースがおすすめ。

済州島伝統のいかだに乗ってみよう!

セソカッ(쇠소깍)

セソカッは済州島の方言で、牛が横になっている形という意味。流れ落ちた溶岩が冷え固まりできた水たまりで、淡水と海水の合流点です。水深が深く水が澄んでいて、水たまりを取り囲むように鬱蒼と広がる木々と奇岩怪石が織り成す美しい風景で知られます。済州島伝統のいかだ「テウ」や渡し船に乗れるほか、済州オルレ5コースと6コースの通過ポイントでもあります。

知っておくと便利!

毎年8月にはセソカッ祭りが開催されます。テウや渡し船に無料で乗れるほか、さまざまな大会や公演が行われます。

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