現代と過去が共存する魅力的な都市、ソウル。高層ビルの間にある古宮は、今もなおその威厳を保っています。王の生活の場として、当時の最高の建築技術と芸術が集まった「景福宮(キョンボックン)」!かつての王宮へ出かけてみて。
朝鮮の最初と最後を共にした
景福宮
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朝鮮を代表する古宮である景福宮。朝鮮王朝第一の「法宮(王の住む宮廷)」として建てられました。王が政治を行う政務空間、王家が生活する空間、休息をとる後苑など宮の基本構造がよく表れています。植民地時代以後に大部分が焼失しましたが、復元工事を経て現在の姿になりました。
広い古宮内の巡り方!
おすすめの観覧コース
光化門 → 国立古宮博物館 → 興礼門 → 勤政殿 → 慶会楼 → 康寧殿と交泰殿 → 焼厨房 → 香遠亭 → 国立民俗博物館
・ 予想所要時間:3時間
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知ればもっと楽しめる!
コース別ガイド
- 出典 shutterstock.com光化門「景福宮の顔」ともいえる正門。擁壁(ようへき)を築いた上に楼閣(ろうかく)が建てられ、城郭のように壮大に建設されました。中央は王が、左右の門は王世子と臣下が出入りしました。
- 出典 gogung.go.kr/perm.do?viewName=perm_ex01国立古宮博物館朝鮮王朝の文化と歴史を学べる博物館。朝鮮王室の文化財約2,000点が展示されています。入場無料なので気軽に観覧してみてください。
- 出典 shutterstock.com興礼門景福宮の三つの門のうち、光化門(クァンファムン)と勤政門(クンジョンムン)の間にある中門。光化門から興礼門(フンレムン)までの真ん中に、王が通っていた道である「御道」があります。
- 出典 shutterstock.com勤政殿国家重大儀式を執り行っていた建物で、国宝に指定されています。景福宮内の建築物の中で最も大きな規模にも注目!BTSが勤政殿(クンジョンジョン)をバックに撮影を行い、世界的にも関心を集めています。
- 出典 royalpalace.go.kr/content/preview/preview03.asp慶会楼勤政殿の池に造成された2階建ての楼閣である慶会楼(キョンフェル)。宴会場として使われた場所で、池と調和した景観が美しく、景福宮きってのフォトスポットでもあります。春になると桜の名所に!
- 出典 royalpalace.go.kr/content/preview/preview03.asp康寧殿と交泰殿王の寝殿である康寧殿(ガンニョンジョン)と王妃の寝殿である交泰殿(ギョテジョン)。交泰殿の裏には宮殿庭園である峨嵋山(アミサン)の煙突があります。庭園は慶会楼の池を作るために掘った土でつくられました。
- 出典 royalpalace.go.kr/content/preview/preview04_13.asp焼厨房宮廷料理を作っていた場所。王の食事を担当していた内焼厨房(ネソジュバン)と宴の料理を作っていた外焼厨房(ウェソジュバン)、別食を作る生果房(セングァバン)に分かれます。生果房は現在カフェとして運営されており、ひと休みにぴったり。
- 出典 royalpalace.go.kr/content/preview/preview03.asp香遠亭王が休息時間に利用していた六角形の屋根の東屋「香遠亭(ヒャンウォンジョン)」。小さいながらも繊細なつくりで、雄大な慶会楼とはまた違った魅力です。春は東屋の周りに春の花が咲き、花園に変身。
- 出典 facebook.com/tnfmk/photos/a.294876887191144/303194366359396国立民俗博物館体験と展示で民俗文化を学べる国立民俗博物館。出口のすぐ近くにあります。1970~80年代の風景を再現した「思い出通り」がフォトスポットとして人気を集めています。
景福宮を100%満喫
景福宮のイベントに注目
景福宮夜間特別観覧 - 美しくライトアップされた古宮
いつもと違う景福宮の表情を見るチャンス!日が沈むと宮殿がライトアップされ、なんとも幻想的な雰囲気に。夜間観覧は毎年4月と10月ごろに開催。予約開始とともにチケットが売り切れるほど人気のイベントです。
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知っておくと便利!
韓服を着て行けば夜間拝観のチケットがなくても無料で入場可。チケットの予約ができなかったときの参考に
基本情報
・ 日時:毎年4月、10月(開催時期は毎年変動)
・ チケット購入方法:インターネット事前予約、当日券は現地にて先着順
守門将交代儀式 - 過去にタイムスリップ
かつての守門将交代儀式を再現したイベント。1日2回、光化門一帯で行われます。吹打隊(チュイタデ)の演奏に合わせて、伝統的な服装を身にまとい武器を持った守門軍がずらり!朝鮮王朝時代の基本資料である『朝鮮王朝実録』をもとに当時の様子を再現しています。
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知っておくと便利!
特別イベントとして3月には守門将任命儀式が、5月と10月には宮殿護衛兵査閲儀式である畳鐘(チョプチョン)が行われます。
基本情報
・ 営業時間:10:00、14:00
・ 所要時間:20分
・ 場所:光化門および興礼門広場
生果房 - 王の食後のおやつを楽しむ
「生果房」とは王と王妃の食後のおやつを作っていた場所。毎年、期間限定で公開され、宮中で食べられていた餅菓子や薬茶が味わえます。実際に王に仕えていた人が案内してくれるのもポイント!名物は蒸した山芋を蜂蜜に漬けて作った餅「ソヨヒャンビョン」で、1日に限定40個販売されます。
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基本情報
・ 日時:毎年9~10月(日程は毎年変動)
・ 場所:焼厨房「生果房」
宮中文化祝典 - 最大規模の古宮のイベント
毎年5月に訪れる韓国最大規模の伝統文化イベント。景福宮をはじめ、昌徳宮(チャンドックン)、昌慶宮(チャンギョングン)、徳寿宮(トクスグン)、慶熙宮(キョンヒグン)、宗廟(チョンミョ)、社稷壇(サジクダン)で開かれます。演劇、演奏会、伝統儀式など宮殿を舞台にさまざまなイベントを楽しめます。
出典 chf.or.kr/cms/content/view/521
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基本情報
・ 日時:毎年5月(日程は毎年変動)
・ 場所:景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮、慶熙宮、宗廟、社稷壇一帯
知らなきゃ損!
訪問前に知っておくと便利
✓ 毎週火曜日は休み
✓ 毎月最終水曜日は入場無料
✓ 韓服を着ていくと入場無料
✓ 満6歳以下、満65歳以上は入場無料
✓ 月ごとに入場時間が異なるので事前の確認は必須
✓ 慶会楼の内部観覧は予約必須
✓ 決まった時間に日本語のガイド付きツアーがある
✓ 入場券を購入しなくても交通カード支払いで入場OK
✓ 慶会楼の内部観覧は毎年4~10月に開催されます。