釜山っ子が選ぶ釜山ローカルスポット７選

釜山（プサン）を旅行する上で外せないエリアといえば、海雲台（ヘウンデ）と広安里（クァンアンリ）。賑やかな繁華街やメジャーな観光スポットめぐりもよいですが、慌ただしさから離れ、非日常感を楽しむのも旅行の醍醐味。日の入りの名所から韓国レトロな雰囲気がおしゃれなフォトスポットまで、釜山っ子がおすすめする釜山の穴場観光スポットを紹介します。

釜山きっての日の入りの名所。日の入りの時間が近づくと、どこまでも続く砂浜を夕日が黄金色に照らします。沈みかけた夕日もエモーショナルですが、徐々に暗くなっていく過程で現れる紫色の空も素敵。多大浦（タデポ）は釜山で唯一干潟がある場所でもあり、干潮時には干潟の水たまりに日の光が反射して目がくらむような絶景になります。

尾浦（ミポ）は海雲台の端にある小さな漁村です。漁から帰ってきた漁船や海女をあちこちで見られるほか、入り江のそばの食堂ではおいしい海の幸が味わえます。尾浦の見どころといえば風景。海沿いに出て海雲台エリアの方角に目をやると、手前には尾浦港（ミポハン）が、遠くには高層ビルが立ち並ぶ風景が広がります。尾浦観光の前後には鉄道廃線跡を利用した散策路・尾浦チョルキルに沿って青沙浦（チョンサポ）エリアまで散歩するのがおすすめ。観光列車に乗りながら海辺の景色を楽しめる「海雲台ブルーラインパーク」もぜひ乗車してみて。

海雲台にある憩いの公園。日が暮れると、市街地、港、釜山港（プサンハン）大橋のきらびやかな夜景が一望できます。月のオブジェがSNS映えすることで知られていますが、釜山っ子のみぞ知るフォトスポットは公園の頂上にある東屋。韓国らしい趣がある東屋の柱をフォトフレームに、絵に描いたような美しい夜景を写真に収めることができます。

洛東江（ナクドンガン）沿いに造られた生態公園のうちの一つ「麦島（メクド）生態公園 」は静かで居心地のよいスポット。春には桜、夏には蓮、秋には葦が見頃をむかえ公園を彩ります。両脇に蓮が広がる水上デッキを歩いたり、生い茂る木々の間をレンタサイクルで走ったりと、公園の楽しみ方はさまざま。天気のよい日には芝生のそばでピクニックも楽しんでみて。

釜山の学生街にある密かな人気スポットといえば「文化通り」。20年前にタイムスリップしたかのような雰囲気が残る入り組んだ路地です。路地には古びた置物や歳月の流れを感じさせる建物がひしめきます。迷路のような一帯には個性あふれるお店が点在。カフェ、レストラン、パプなどの飲食店をはじめ、ギャラリー、小劇場などの施設まであり、１日中飽きずに路地裏散策を楽しめます。

釜山の南西部に位置する訥次島（ヌルチャド）にある碇巨（チョンゴ）村。村内の路地にある壁画が観光客を楽しませます。壁画は碇巨村と碇巨の住民の姿がテーマに描かれていて、見ていると温かい気持ちに。知る人ぞ知る穴場で、のんびり穏やかな雰囲気を求める人におすすめです。

釜山の東に位置する機張（キジャン）に住む人々から親しまれている緑いっぱいの公園。公園の中央にある貯水湖を木々が囲むように生い茂ります。ウッドデッキでできた道は散歩にぴったり。散策路にある貯水湖と山が織りなす絶景は、必ず押さえておきたいフォトスポット。貯水湖の前にある芝生は緑がよく映え、思い出に残る１枚を撮れるはずです。